
こんにちは、この記事を読んで頂きありがとうございます、Jinseiカエルです。
今回は、よく耳にするアメリカ発祥のユニバーサルデザイン=「すべての人のためのデザイン」がどれだけ身近に自分の身近にあるか調べてみました。
目次
ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインとは「年齢や能力、状況などにかかわらず、デザインの最初から、できるだけ多くの人が利用可能にすること」が基本コンセプトになっています。
ユニバーサルデザインとバリアフリーは対象を障害者や高齢者に限定していない点です。
バリアフリー=「特定の人にやさしい」
ユニバーサルデザイン=「みんなにやさしいデザイン」
ということになります。
とはいっても、それはどう違うの?と思われると思います。
具体的には、車いすを利用している人が、階段を使うのは大変ですよね。しかし、スロープなどを作ると階段よりもかなり使いやすくなります。
これをバリアフリーに当てはめると、「特定の誰かのために何かすること」ということになります。
最初から「みんな」にとって使い勝手がいいデザインを構築しよう!というのがユニバーサルデザインです。
つまり、誰もが参加・活躍できる社会づくりのためにユニバーサルデザインは存在し、バリアフリーがその実現を後押ししてくれるものというわけです。
ユニバーサルデザインの7原則
ユニバーサルデザインを語るのに確実に知っておきたい原則があります。それが、いわゆる「ユニバーサルデザインの7原則」です。
ここでは、wikipediaを参照させて頂いております。
・どんな人でも公平に使えること。
(Equitable use / 公平な利用)・使う上での柔軟性があること。
(Flexibility in use / 利用における柔軟性)・使い方が簡単で自明であること。
(Simple and intuitive / 単純で直感的な利用)・必要な情報がすぐに分かること。
(Perceptible information / 認知できる情報)・簡単なミスが危険につながらないこと。
(Tolerance for error / うっかりミスの許容)・身体への過度な負担を必要としないこと。
(Low physical effort / 少ない身体的な努力)・利用のための十分な大きさと空間が確保されていること。
引用元:wikipedia
(Size and space for approach and use / 接近や利用のためのサイズと空間)
身の回りにあるユニバーサルデザインの例
ピクトグラム(絵文字)

「ピクトグラム(Pictogram)」は、一般的には「絵文字」と呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号のひとつです。
すぐに見つけることができるのが非常口にある非常口サインのマークです。緑色のやつですね。
ピクトグラムはユニバーサルデザインでは、「みんなが見てすぐにに何を表しているのかわかる」ようにデザインされています。
例えば、非常口を使うときは、火災などの非常時ですよね。そんなときは、冷静でいたくてもどうしても慌ててしまいます。
そのようなときは、人間いつもなら理解できることでも理解できなくなるときがあります。
そんなときに、一目で何を表しているか分かれば、非常時でも、助かる可能性は1%でも上がると思います。
とっても大切なマークだったんです。
ピクトグラムは、オリンピックでも正式にスポーツピクトグラムとしても、採用されました。
多機能トイレ

多機能トイレとは、車いす使用者だけでなく、高齢者・内部障がい者・子ども連れなどの多様な人が利用可能としたトイレのことです。
設置設備の例としては
- 座または車いすに座った姿勢、もしくは立ち姿勢で使用することを想定し、どの姿勢からでもできるだけ使いやすいボタン
- ベッド
- 乳幼児用イス
などが挙げられます。
ドラム式洗濯機

私たちのすぐ身近にあるもののユニバーサルデザインがドラム式洗濯機です。
昔からある洗濯機のイメージは洗濯ものの取り込み口がが上を向いていますよね。
しかし、ドラム式洗濯機は横についているイメージがあると思います。
横に付けて何が変わるのかというと、車いすを使われている方やお子さんでも洗濯機に洗濯物を入れたり取り出したりすることが負担なく簡単にできますよね。
まさに、「みんなが最初から使いやすい形」のユニバーサルデザインと言えます。
ちなみに、私はこのユニバーサルデザインを調べるまでは、ただ格好つけたいだけのデザインだと思っていました。(汗)
ちゃんとした理由があったんですね。
シャンプーの容器のデザイン

シャンプーの容器もよくユニバーサルデザインの例としてあげられます。
シャンプーの容器には、触っただけでリンスの容器と区別できるよう、突起がついています。
シャンプーの容器にはギザギザの突起がなく、リンスにはギザギザの突起が付いているデザインをよくみかけます。
これにより目が不自由な人はもちろん、シャンプーの最中に目をつむっていてもシャンプーとリンスの区別がつけられるようになりました。
まさに、ユニバーサルデザインですね。
ほんのちょっとしたことでも、利便性が大分変ってくることがよく分かります。
気になった方は是非一度お家のシャンプーとリンスを見比べてみてください。
今回は以上になります。ここまで読んで頂きありがとうございました。