
今回は、前回に引き続きリーディングPARTの効率的な受験方法をお伝えしていきたいと思います。
目次
・リスニングPART以上に時間を掛けないように気を付ける
リーディングPARTはリスニングPART以上に時間を取られやすいPARTだと私は思います。
なぜならば、リスニングは基本リスニング音声のペースで進行するのに対してリーディングは完全に読んで理解して回答しようとしてしまうからです。
リスニングは、次の問題に音声に従って半強制的に次の問題に取り組まなければなりませんが、リーディングは「もう少し考えると解けそう」「全文読めばわかる」といった感情が尾を引きます。
なので、リーディング75分間のなかで事前にどのPARTに何分かけるかなどの決め事のようなものを試験前に持っておくことが重要だと考えます。
・PART5(配分時間:目安10分~14分程度)
PART5は短文の穴埋め問題です。30問あります。このPARTで10分使うとすると例えば1問あたり20秒で解く必要があります。
これを自分の中でこのPARTだけをやってみて10分以内に解けそうか自分の問題を解く早さを事前に知っておくといいでしょう。
事前にやる教材は、やはりTOEIC公式から出版されている問題集を使われることをおすすめします。少し高いですが、問題の内容などが本番形式と似ているので、市販で販売されているものでもいい教材はたくさんありますが、最初は信用しやすくてとっかかりやすいという面でもこちらをおすすめします。
・PART6(配分時間:目安10分程度)
このPART6での問題数は16問あります。PART5よりも問題数が少なくなりますが、長文の穴埋めになります。
配分時間10分と書きましたが、私はここで長文の穴埋めが解けそうかどうかを実際のテストをやってみて配分時間を変えるようにしています。というのも、ここの問題数は、16のみとなり、次のPART7でできる限り時間を使いたいと考えるからです。
・PART7(時間配分:目安51分~55分)
さて最後のPART7、問題数は54問あります。
つまりリーディングPARTでおよそ半分の量になります。できればこのPARTでできる限り点数を上げたいところです。
問題形式は長文読解となります。
内容は、Eメール、記事、webページ、広告、手紙などさまざまなジャンルで出題されます。
また、ダブルパッセージなど、ジャンルが違うものが2つ、3つ分かれていてその内容をつなぎ合わせて考える問題もあります。
つまり、とても読むことに時間を取られます。
ネイティブの方や慣れている方にとっては、全文読んでから答えていくということもできるかもしれません。
しかし、初心者や慣れていない方、何度も受験している私にとってもこの方法で全て答えきるのはとも難しい作業だと思います。
なので、いろいろな対策があると思いますが、私はまず簡単そうなジャンルをざっとみて決めてから取り組みます。
そして、選択肢をみてから長文に戻り、どこに答えが書いてあるかある程度あたりをつけて答えるようにしています。
それでも、時間はぶっちゃけ私は足りません。
そういうときは、リスニングの時と同じように解けそうな選択肢を探してから問題に望みます。
また、ダブルパッセージなどにたどり着いても全部を解くのは至難です。最後の最後に最初の一問目だけを絶対解くと思うと、ダブルパッセージの選択肢の最初は比較的簡単な問題だったりするので最後まであきらめずにすると解きやすいです。