
TOEICの英語リスニングにはアメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアの4カ国語のパターンがあります。
目次
一番聞き取りにくい英語はイギリス英語の発音?(TOEICを受けてみての感想)
私が実際公式のTOEICを受験してみて感じたことはイギリス英語が聞き取りにくいことでした。実感としては、イギリス英語の発音は単語と単語の間を飛ばして読まれているような感覚があることです。(※実際は私が聞き取れていないだけなのですが)
- 英語の発音を比較したら違い過ぎた【アメリカ、イギリス、オーストラリア】
特にアメリカ英語に関しては、日本人の英語の授業で習っている一般的なものになるので、リスニングでも普通の公立の学校での英語学習で慣れてきます。
ですので、単語さえ少なくとも聞き取れていれば、ある程度TOEICでは点数が取れるようになります。
しかし、たまに急に区切りなく一気に難しそうな単語を連発で全然聞き取れなくなったことってありませんか?
それは例えば
What do you want to do today?
日本人学習者が考える発音:
「ワット・ドゥ・ユー・ウォント・トゥドゥ・トゥディ?」
英語ネイティブが使う発音:
「ワダヤ・ワナ・ドゥ・トゥデイッ?」
という感じに「ワダヤ」が日本人では「ワット・ドゥ・ユー」と三つを区切って発音することが多いです。
参考:(イギリス英語が聞き取れない人が知るべきリスニングの重要ポイントと勉強法)
とにかく他の国では私のイメージでは英語の単語の前と後ろを略して発音するといった感じがします。
早い英語を聞き取れるようになるための指標→WPMの速度をはかる
- WPMとは
“Words Per Minute”の頭文字をとってWPMと呼びます。
1分間あたりに読める単語の数のことです。
日本人の平均WPMは80~100前後ですが英語ネイティブの平均の場合は200~250WPMになるとのことです。倍以上違うんですね。
- WPMの測り方
こちらは個人的にはTOEICのPART3・PART4のリスニングの実際に問題を読む方と同じ文を読むことをおすすめします。WPMをはかる分にはなんでもいいのですがTOEICの練習問題の答えが載っている欄に問題の文章のカンペがある教材を購入するのがいいと思います。
その文章を1分間タイムを計ってどこまで読めたか確認した後、文字数をカウントするとTOEICでのWPMの実際の速度を測れると思います。
参考:(WPMとは?英語の読解スピードの指標‐測り方や数値を上げる方法)
早い英語を聞き取れるようになるためのおすすめ練習方法
- オーバーラッピングをすること
オーバーラッピングとはリスニングの問題のカンペをもとに実際のお手本を聞きながら自分も合わせて一緒に読むという方法です。
この方法を試すと今までの日本人の発音では実際"同じ速度で"スピーキングを終えることができません。
先ほどお話させて頂いたように英語のネイティブの方の喋り方は単語と単語を略すように読まれるため、全て発音しようとすると必然的に追いつけないわけです。
なので、最初はかっこつけて読むようにするといいと思います。
ほんとは全然読めてないけれどなんかそれっぽく英語話せてる風で冗談みたいに話す人ってみたことありませんか?
あれを実践するのです。つまり、感じを覚えるとうことです。
それを何度も同じ文章を読んでいると「より英語っぽくかっこよく」なりそうなのはどこか探しますよね。
そうしていくと、だんだんと自分がこのやり方難しいなと思う箇所がいくつか出てくると思います。
そこが、おそらく単語と単語を飛ばしていて日本人には理不尽な気がする場所になることが多いです。
そういう箇所を見つけて「話せる・聞ける」ようにしていくとTOEICの早い英語に慣れていくことができるはずです。
- シャドーイングをすること
シャドーイングは個人的にはオーバーラッピングの難しい版のイメージです。
つまり、オーバーラッピングはお手本のリスニングと一緒に聞きながら同時にスピーキング(発音を意識して話す)することですが、シャドーイングは"わざと"1~2語お手本より遅れて話すことです。
話しながらどんどん置いて行かれるのではなく、常に1~2語遅れて話すようにします。
これがオーバーラッピングより難しいんですよね...(※個人的にですが)
オーバーラッピングはリスニングを聞きながら同時に間違っていても感覚とニュアンスで最初はごまかしながらでもできるんです。
しかし、シャドーイングはずれる分、ごまかすにしても「それっぽい言い方」を自分で考えて言わないといけない為、自分であらかじめ考える分、お手本においていかれやすくなります。
その「自分で考える分」というところが練習していくと自然とできるようになって、少しずつ訂正する箇所をなくしていけるようになるととても嬉しかったりします。
参考:(オーバーラッピングとは?シャドーイングと違うの?教材やアプリも紹介!)
イギリス英語の苦手意識を無料でなおす方法(おすすめ)
- 6 minute englishでの聞き取り
特に比較的聞き取りにくい英語を重点的に学習するために私が使っていたアプリになります。こちらはかの有名なBBCが英語学習のために発信してくれている無料のアプリになります。
もちろんTOEICのPART3・PART4の練習問題からでも効果は十分にあるのですが、特にイギリス英語に重点を置きたい方はこちらは全てイギリスの発音になっておりますのでおすすめです。
イギリスや他の国に留学に行かれる前に英語に慣れておきたい方も一度使われてみた方がいいです。
6 minute englishはその名の通りだいたい6分間で読み終える記事をイギリス英語で読み上げてくれるというものです。オーバーラッピングやシャドーイングにうってつけですね。
初心者:【結論】英語が早すぎてわからない方はまず早すぎる英語を何度も聞いて耳を慣らす
「英語シャワー」「英語漬け」という言葉がありますが、あまりにも早い英語に苦手意識を持っている方は最初は先ほどの6 minutes englishやTOEICの練習教材などを聞いて耳を慣らすことで徐々に慣らしていくのも手だと思います。
ラジオのように聞き流ししているだけでも結構知らないうちに抵抗意識みたいなものはなくならないにせよましにはなります。
私は、聞き流しだけでものが覚えられるのなら、日本語の資格取得でも語句を覚えるのに苦労しないと思っている人間なので、聞き流しは気休め程度に考えておいた方がいいと思っています。
しかし、日本語を覚えるときに確かに周囲が日本語にありふれていたからこそ日本語を覚えることができたのも事実。
私の個人的な意見になりますが、集中できる時間が多く作れるときには集中してオーバーラッピングやシャドーイングなどをして「今日は集中できないな...」「今日は時間がない」などというときは聞き流しをしていくのが良いと思います。
参考:(BBC Learning English|Webとアプリの内容・使い方・効果を検証)
6 Minute English(BBC Learning English - 6 Minute English)
お金や時間的余裕がある人は留学をするべき
留学は何をとっても英語学習には一番有効な手段だと思います。しかし、金銭や時間的に余裕がないという方もたくさんいらっしゃると思います。
私もフィリピンに留学に決めたのは社会人になってからだったので、金銭的にも時間的にも全く余裕などありませんでした。
しかし、英語を学ぶという上でかつTOEICのスコアを上げるには一番良い手段だったと今では思っております。→私がフィリピン留学をおすすめする理由(おすすめ:フィリピン留学について)
やはり実際英語を話す人と触れ合うことはとても自分にとっていい刺激になりますので、お金や時間的に余裕がある方は一考する価値はありますので、是非に考えてみてください。